カスピ海ヨーグルト


 わが家ではカスピ海ヨーグルトにはまっています。誰でも簡単に、半永久的に作ることができるから。。。今まで味わったことがない食感でやみつきになりました。菌の性質と特徴とレシピを書いてみました。
 実費でお分けすることできますよ!

ヲ目次ヲ
1.作り方
 
1-2.作る上での注意点

2.カスピ海ヨーグルトの菌の性質
3.身体にいいカスピ海ヨーグルト
4.カスピ海ヨーグルトのレシピ
5.カスピ海ヨーグルトの注意点(Q&A)
6.お分けする方法

1.作り方
1.菌(カスピ海ヨーグルト)を500mlの牛乳パックの中に入れて良く振る。
2.封を全開にしてティッシュペーパーを1〜2枚のせ輪ゴムで止める。
3.常温(20〜30℃)でおおむね6〜20時間が目安。夏場は4〜6時間。冬場は8〜16時間くらいでモチモチッとした美味しいヨーグルトの出来上がり。
4.この繰り返しだけです。次からはスプーン2〜3杯(500
mlに対して)ヨーグルトをすくって、又500mlの牛乳を加えればずっと作り続けていくことが出来ます。

作る上での注意点
・牛乳パック以外にどんな入れ物でもできますが、広口ビンが最適(熱消毒して使いましょう)
・どんな牛乳でも基本的にできますが、乳脂肪分3.5%以上の無調整牛乳が最適。
・冬は寒いので電気ポット、炊飯器近くがおすすめ!夏は涼しい場所がいいでしょう。ストーブ の間近やこたつの中は温度が上がるのでだめ。
・冷たい牛乳だと遅い場合30℃(人肌)くらいに温めておくとよいです。その場合の出来上が  りは6〜16時間くらい。
・24時間かけても発酵しない場合は発酵が止まっていると考えてよいでしょう。
・37℃くらいまでは何とか増殖しますが、40℃を超えると雑菌が繁殖したり菌の形が変形した り元気がなくなります。15℃以上で菌の増殖は可能ですが出来上がりの時間が長くなります。
・なかなか固まらなくても一気に固まりますので、心配になってかき混ぜないでもいいです。(途中、かき混ぜない方がよい)
・出来上がった後は冷蔵庫で保管してください。(長く常温に放置すると酸味が増すため。多少 ゆるくても冷蔵庫で半日〜一日寝かすとさらに固まり粘りも強くなります)
・種菌としてのヨーグルトは冷蔵庫で約30日、食べるヨーグルトとしての賞味期限は使用した牛 乳の賞味期限内。冷蔵庫に移して2〜3日間がタネとして最も安定し安全に使えます。
・ダマができたり茶色に変色したような場合は失敗です。異臭がしたり、酸味が異常に強い場合 は雑菌が入って腐ったりしている可能性が高い。

2.カスピ海ヨーグルトの菌の性質
・クレモリス菌は酸素があってもなくても生きていける一方、カスピ海ヨーグルトに含まれているもう一つのグルコノバクター菌は酸素がないと生きていけないそうです。前者はヨーグルトの中の方に後者は表面に集まり、この二つの菌が互いにどのように作用しているかのメカニズムはまだ分かっていないそうです。
・クレモリス菌は身体の免疫力を高めるのと腫瘍の増殖を押さえる働きがあるそうです。

3.身体にいいカスピ海ヨーグルト
1.肝機能を守る;カルシウムと良質なタンパク質を摂りやすく牛乳のものに比べ消化吸収が非常に良いそうです。ヨーグルトのタンパク質は肝機能を守ることが分かっています。カルシウムには中枢神経を鎮め、ストレスを緩和する効果があるそうです。タンパク質は直接肌や髪に塗ることでツヤやハリを与えることからパックや髪のトリートメントに使えます(人工調味料や砂糖が入っていないから)。
2.ピロリ菌を抑制;乳酸菌は胃ガンや胃潰瘍の要因であるピロリ菌を抑制すると言われています。被っている粘性物質(ポリサッカロイドやペプチドグルカン)は血中コレステロールを下げる効果があることが認められているそうです。ミネラルバランスがよく、ペプチドには血圧を下げ、血液のめぐりがよくなる作用があるそうです。またビタミンA,B2は胃の抵抗力を高め、荒れた粘膜を修復する作用があるのだそうです。
3.花粉症やアトピー性皮膚炎対策;乳酸菌は狂ってしまった免疫機能を修復し、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーを軽減する効果もあるそうです。
4.ガン細胞の増殖を押さえる;クレモリス菌が作る粘性多糖体はガン細胞の増殖を押さえるインターフェロンを活発にすると考えられているそうです。
5.老化防止;一般的に50歳をすぎて腸の老化が始まり、悪玉菌が増えることから腸内環境の悪循環が身体全体の老化を進行させるといわれているようです。腸内の細菌バランスによって50歳でも若くいられたり、老けすぎたりその差がはっきりす るそうです。カスピ海ヨーグルトは腸内バランスを正常に保ってくれるので基本的に老化防止に役立つと考えられるそうです。
参考/含まれていないもの;カスピ海ヨーグルトには食物繊維、ビタミンC、鉄分は含まれていません。そこで、一緒に摂るものとして相性のいい大豆、ゴマ、お茶はカスピ海ヨーグルトにない栄養素をカバーし、身体に悪影響をおよぼす物質を取り除いてくれる効果があるようです。

4.カスピ海ヨーグルトのレシピ
・大豆ヨーグルト:大豆は良質のタンパク質、食物繊維、カリウム、マグネシウム、カルシウムを含み、栄養バランスがよく病気や老化を防ぐ抗酸化物質を含みます。
・ゴマヨーグルト:ゴマはビタミンE、カルシウム(大さじ1杯のゴマは牛乳200mlのカルシウムに匹敵)、鉄(ほうれんそうの5倍)、ミネラルの宝庫。ヨーグルトの乳脂肪は脂に溶けやすいビタミンEなどの吸収性を高めるので抜群の相性といえます。
・プルーンヨーグルト:ゴマの他に鉄分を効果的に補うものとしておすすめがプルーン。果実の中でも群を抜いて含有量が高い。果物の中で抗酸化力のある順は1.プルーン 2.レーズン 3.ブルーベリー 4.ブラックベリー 5.いちご 6.ラズベリー 7.梅 8.オレン ジ 9.赤ぶどう 10.チェリー 11.キウイ 12.グレープフルーツ。
・お茶の粉末入りヨーグルト:お茶は食物繊維、ミネラル、ビタミンC、E、カテキン(抗酸化作用があり、コレステロールや血圧を下げる作用があるといわれています)が含まれる。お湯を注いだ溶き緑茶の成分は全部溶け出さず茶がらとして残ってしまうので、お茶は飲むより食べた方が効果的にパワーを引き出せるそうです。又、最近、お茶にはインフルエンザの働きを止める薬効があることも言われています。
・グレープフルーツヨーグルト:柑橘類の中でも特にグレープフルーツに多く含まれるクエン酸は体内の疲労物質を消し去る助けや体内の脂肪を燃焼させる効果があります。又筋中や肝臓内のグリコーゲンの回復を早め、エネルギーをためる働きがあるそうです。オレンジやグレープフルーツ、レモンにはビタミンCも多いのでヨーグルトに混ぜて食べたり、ドリンクにして飲むと疲れがたまったときにとってもいいですよ。
・はちみつヨーグルト:はちみつやキナコやバナナには腸内でビフィズス菌などの善玉菌を活性化させる整腸作用があるといわれます。腸内でどんどん仲間の善玉菌を増やしてくれるので便秘解消にも役立つと思います。
・アーモンドヨーグルト:種実類の主成分は不飽和脂肪酸で善玉菌を増やし、コレステロールの血管沈着を防ぎ、動脈硬化を予防する。特にアーモンドはビタミンEの含有量が他のナッツ類に比べて多く、ビタミンB1、B2、ミネラル、鉄分、カルシウム、食物繊維も含まれるので少量で効果的な栄養補給ができるようです。問題点はカロリーが高いこと(アーモンド10個でごはんお茶碗半分に相当するので食べ過ぎに注意が必要かな?
・赤ワインヨーグルト:赤ワインの多くのポリフェノールが抗酸化作用をもち、動脈硬化や高血圧を抑制すると考えられているようです。
・ヨーグルトマヨネーズ:マヨネーズのカロリーを抑え、レモンを入れるとカルシウムの吸収率もアップするそうです。食物繊維とカリウムが多く含まれているようです。

5.カスピ海ヨーグルト・・・Q&A

Q:他のヨーグルトとの違い?
A:クレモリス菌という乳酸球菌はカスピ海ヨーグルトだけで、日本で市販されているヨーグルトにはほとんど含まれていない。クレモリス菌が作り出す粘性物質には、抗腫瘍作用や免疫細胞を活性化させる作用があるそうです。この粘性物質は食物繊維と似て、便秘の改善にも効果的のようです。一般のヨーグルトは発酵温度が37℃〜40℃、カスピ海ヨーグルトは常温(20℃〜30℃)で常温の室内で簡単に作れます。

Q:乳児、幼児に食べさせてよいか?
A:乳児には食べさせない方がよいそうですが、幼児は乳製品アレルギーや乳糖不耐症がなければ大丈夫。

Q:妊婦は?
A:幼児と同じように乳製品アレルギーや乳糖不耐症がなければ大丈夫。妊婦はカルシウムが不足しがちなのでむしろ適していると思います。

Q:健康のために一日どのくらい食べればいいか?
A:1日150ml以上を一週間以上、朝晩食後に食べ続けることをお勧めします。

Q:食べ過ぎによる副作用は?
A:食品なのでない。極端な量をとらなければ問題はないと思います。食事療法を行っている人は、医師から指定されている範囲の摂取量にとどめた方がいいです。

Q:タネ菌を多くすると?
A:発酵時間が短くなり早くできる。粘り気は変わりません。むしろ養分となる牛乳の割合が少なくなるので菌に元気がなくなってしまうため注意が必要みたいです。なかなか粘り気がでない場合は、ゆるい状態でも発酵が終わって冷蔵庫で寝かせれば一日ほどで粘り気が出てきます。ゆるいからタネを増やしたり発酵時間を長くするのはやめた方がいいと思います。

Q:夏に気をつけること
A:37℃までは発酵するものの菌の形が変化し40℃になると増殖しなくなります。クーラーの効いた部屋や涼しい場所に置くとか夜寝る前に作って朝起きたら冷蔵庫に入れたり、タネを多くして発酵時間を短くして在宅中に発酵が終わるようにするなど、いろいろ工夫がいると思います。雑菌は35℃〜38℃で活発に増殖するようです。

Q:冬に気をつけることは
A:電気ポットや炊飯器の近くに置くと早く出来上がります。牛乳を30℃くらいに温めてからタネ菌を入れても早く出来ます。牛乳が冷めないようにタオルや新聞などで保温カバーをして温度を保つのもいいと思います。電子レンジで、タネと牛乳を混ぜるのは×!

Q:すぐに冷蔵庫に入れるべきか?
A:20℃〜30℃で活発に増えるけど、あくまで増えるというだけで保存には適していません。牛乳に比べ腐りにくいものの常温に放置すると雑菌が繁殖するおそれがあるので出来上がったらすぐ冷蔵庫に入れなるべく早く食べましょう。

Q:何日くらい日持ちするか?
A:冷蔵庫で保管すれば5日間は食べられます。使用した牛乳の賞味期限内に食べきることをおすすめします。タネ菌としてなら1ヶ月程度はOKです。冷凍庫で保管する場合は3ヶ月〜半年間の保存が可能で、密閉容器に入れて冷凍します。再びヨーグルトを作る場合はまず常温に放置して、自然解凍する。白く固まった部分と乳清(ヨーグルトの上澄み液)が分離するので、この乳清を種菌として使います。冷蔵庫で1ヶ月くらい保管した種菌で増やす場合や冷凍庫で保管した種菌を解凍して増やす場合は、どちらも生きた菌の数は減少しているので、まず牛乳を少なめにして増やす方がいいです。


6.お分けする方法
ご希望の方下記まで。ただし実費はかかります。
1〜2日で送ります。
yuuki@r-and-arts.co.jp